Basics · 第2章 / 全8章
a接点とb接点
メーク接点とブレーク接点。押すと閉じる接点、押すと開く接点。
この章を終えると
- a接点(メーク)は「動作すると閉じる」、b接点(ブレーク)は「動作すると開く」と区別できる
- 無励磁のときの状態から、a接点・b接点を見分けられる
a接点とb接点とは、リレーや押しボタンに備わる、動きが逆の2種類の接点である。 a接点(メーク接点)は動作すると閉じて電気を通し、b接点(ブレーク接点)は動作すると開いて電気を切る。 この違いを押さえることが、シーケンス回路を読み書きする第一歩になる。
| 比較 | a接点(メーク接点) | b接点(ブレーク接点) |
|---|---|---|
| 無励磁(動作していない) | 開(通さない) | 閉(通す) |
| 動作したとき | 閉じる(通す) | 開く(通さない) |
| 覚え方 | 動作したらつながる | 動作したら切れる |
| 主な用途 | 起動・自己保持の保持経路 | 停止・インターロック |
a接点(メーク接点)とは?
a接点とは、ふだんは開いていて(電気を通さない)、リレーが動作すると閉じる(電気を通す)接点である。 「動作したらつながる」と覚える。起動や、自己保持の保持経路に使う。
b接点(ブレーク接点)とは?
b接点とは、ふだんは閉じていて(電気を通す)、リレーが動作すると開く(電気を通さない)接点である。 「動作したら切れる」と覚える。停止や、相手を締め出すインターロックに使う。
a接点: 開(通さない) / b接点: 閉(通す)
無励磁のときの状態で、どちらの接点か見分けられる?
見分けられる。判定は必ず無励磁(動作していない)のときの状態で行う。 無励磁で「開」ならa接点、「閉」ならb接点である。動作させると、どちらもいまと反対になる。
無励磁(動作していない)のときの状態で見分けます。無励磁で「開」ならa接点、「閉」ならb接点。 動作させると、どちらもいまと反対になります。
間違えやすいポイント
- a接点とb接点を逆に覚える。「動作で閉じる=a接点」「動作で開く=b接点」で固定する。
- 励磁している状態を基準に見分けてしまう。判定は必ず無励磁のときの状態で行う。
- 接点に「半開き」の中間があると考える。接点は開か閉のどちらかしかない。
点検の章で使うテスタでは、この開閉を「導通するか/しないか」で直接確かめられる。 まずは上のボタンで「a接点は動作で閉じる、b接点は動作で開く」を体に入れておこう。
やってみる
読んだら、手を動かして確かめましょう。理解は「組んでみて」定着します。
たしかめクイズ
リレーが動作していない(無励磁の)とき、b接点はどうなっていますか?
正解: b接点は無励磁で閉、動作すると開きます。停止回路や締め出しに使います。
惜しい: それはa接点の無励磁時の状態です。a接点は無励磁で開、動作で閉じます。
惜しい: 接点に中間はありません。開か閉のどちらかです。